【私の仕事】

私はテレビ番組やPV等のMAを担当しています。MAはディレクターと一緒に、音響効果の作成した効果音や音楽、ナレーション等を映像に組み込み、完成品に仕上げます。
放送する作品には厳密な規格があるので、放送できる基準・クオリティにする事も重要な仕事です。
映像作品を扱うので、音は当然ながらテロップや映像のノイズといった部分にも目をこらすなど、色々なところに注意を払うように心掛けています。

【印象に残っていること】

この仕事につくまで、お客様との関係はあくまでビジネスパートナーであり、一定の距離があるもので、現場も堅い雰囲気なんだろうなと想像していました。
しかし、実際の現場では他愛もないプライベートな会話もあり、リラックスした雰囲気で作品作りをしている事に驚きました。
リラックスした雰囲気だからこそ、意見も言いやすいのだと感じました。
自分も駆け出しですがアシスタントから作業をメインに担当するチーフとなり、スタジオにいるお客様やアシスタントが話しやすいようにこちらから声を掛けるなど、柔らかい雰囲気作りを心掛けています。

【向き合っていること】

アシスタントとしてもチーフとしても頼られる存在になる事が目標です。
アシスタントとしての仕事は一通り覚えたのですが、チーフとしては駆け出しのため、自分の理想とするチーフ像を模索中です。
今は自分のやり方を確立する段階として考え、他のチーフの作業を見たりと色々と学んでいます。
色々なチーフがいて、その人ごとに音に対するとらえ方ややり方も様々で、正解はありません。
だからこそ難しいのですが、自分なりのチーフ像を確立できたらいいなと思っています。